皆さんは「last.fm」使っていますか？
「last.fm」は音楽系のSNSだったりライフログツールだったり、アーティストや楽曲検索ツールなどなど様々な用途に利用できるオンラインサービス。基本無料で利用可能で、海外ではかなり有名なサイトなので聞いたことや見たことがあるかもしれません。ちなみに2006年ごろに日本上陸し、日本語対応や日本の楽曲に対応済みです。
私は常にMacの「ミュージック（昔はiTunes）」アプリで再生した音楽を「last.fm」に自動送信（last.fmではスクランブルと呼ぶ）してログをとっていたのですが、徐々にMacで再生する機会が減っていき、家に居るときはiPad + Bluetoothスピーカーまたはヘッドホンで再生、外出時はもちろんiPhone + イヤホンで聞くというライフスタイルに移行していきました。
Macからスクランブルするには、専用アプリを常駐させて「ミュージック」で再生するだけでかなり楽チンです。iPadやiPhoneからのスクランブルはというと、昔はiTunesと同期すると自動スクランブルしてくれたのですが、今現在は一筋縄ではいかず専用のミュージックアプリで再生する必要があったりといろいろと妥協しないといけません。
というわけでMac以外ではスクランブルしないようになり数年、久しぶりにスクランブル環境を整えようと思い、数々のiOSの「last.fm」関連のアプリを試してみたところ･･････ありました！私のライフスタイルにドンピシャのアプリが！
バックグラウンドで自動スクランブルする「QuietScrob」
今回紹介するiOSアプリ「QuietScrob」は、バックグラウンドで「ミュージック」を監視し、再生中の曲を「last.fm」にスクランブルしてくれます。つまり起動さえしておけば、特に意識することなく勝手にスクランブルしてくれるの手間がかかりません。これこそ待ち望んでいたアプリです！なぜもっと早く気づかなかったのか悔やまれるところ･･･。
「QuietScrob」はざっくり説明すると以下のことが可能です。
- ミュージックで再生した楽曲を自動スクランブル
- 現在聴いている曲もスクランブル
- オフライン時に再生した楽曲を記憶しておき、後でスクランブル
- ミュージックと連携するアプリからの再生もスクランブル
- ミュージックとlast.fmの「ラブ」の同期
機能はシンプルですが必要十分です。むしろ余計な機能があると動作が重くなったりバグが発生したりと良いことはないので、必要な機能を絞っているのは評価できます。
利用するにはインストール後、「メディアライブラリ」許可と「last.fm」へのログインを行うだけ。これだけで勝手にスクランブルしてくれます。なんと素晴らしい。
一つ残念なのが、課金しないとスクランブル数が200回までに制限されてしまうこと。370円課金すると制限なしにスクランブルできるようになります。広告を掲載してもあまり効果がないアプリなだけに、この制限は仕方がないのかもしれません。なお1000スクランブル、3000スクランブルの中間プランもあるので、あまり頻繁に音楽聴かない方なら中間プランもありかと思います。
バックグラウンドでスクランブルすることに特化したアプリ
「QuietScrob」に出会ってから「last.fm」にアクセスしてログを確認する頻度が上がり、結果新たな音楽に出会ったり、過去の聴いていた音楽を見直して聴き直したりと、明らかに自分のQoSL（Quolity of Sound Life）が向上しました。
私のようにiPhoneやiPadでスクランブルを諦めていた人、これから始める方、「last.fm」を利用するユーザー全員にお勧めできるアプリですので、是非利用してみてはいかがでしょうか。
